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政策アクション会議の視点 - 『大学・外部資金獲得』課題
2023.12.7
政策アクション会議の視点
政策アクション会議(2023年)の検討課題
『外部資金獲得』課題
(政策アクション会議での検討)
- 国の財政が厳しく、国立大学の運営費も厳しい状況は続きました。
- 政府は、“稼げる大学“を目指して、令和2年、大学資金調達方法の多様化「外部資金獲得」政策の検討(※1)、大学10兆円ファンド、卓越大学、地域中核大学等、大学、大学研究者支援のため、多くの政策化を進め、政府で検討された政策は、ほぼ出揃ったと考えています。
- 一方で、各大学執行部が、卓越大学、地域中核大学事業採択を目指して注目する研究拠点・研究室は、政府資金を獲得することができますが、それ以外の大宗の研究拠点・研究室では、引続き、厳しい台所事情が続きます。
- 政府が、大学と民間企業が、組織対組織で、戦略、ビジョンを共有することで、外部資金獲得を進めることが重要との指摘に対しては、殆ど、動きが見えません。これからは、民間金融機関、民間CVCが投資できる環境等整備を進めることが重要になるフェーズに入ると考えています。
国立大学法人の戦略的経営実現に向けた検討会議:文部科学省 (mext.go.jp)
(出典)国立大学法人の戦略的経営実現に向けた検討会議(第1回)(令和2年2月21日開催) 配付資料 資料3 文部科学省説明資料 P29
(関連資料)
- スタートアップ育成5か年計画
- スタートアップ創出に関する主な支援施策
- 大学等でのスタートアップ創出について(令和5年12月26日 第5回スタートアップ創出調整連絡会議)
- 大学、生かせぬ「富の元」 日米特許収入の格差50倍 - 日本経済新聞 (nikkei.com)